授賞式|第10回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクール

2018/11/3|

去る10月28日(日)、第10回中村キース・ヘリング美術館国際児童絵画コンクールの授賞式を開催いたしました。

 

秋晴れの空の下、この日のために、日本国内は群馬、埼玉、東京、神奈川、山梨、長野、京都、兵庫、香川、沖縄から、日本国外では香港、タイから受賞者とそのご家族の皆さま総勢84名がお集まりくださいました。

今年度は、世界を舞台にさまざまなフィールドで活躍する12名の方々が審査を担当いたしました。それぞれの審査員により、部門1(4~8歳)、部門2(9〜12歳)、部門3(13~17歳)の各部門から選出された36点の作品が受賞となりました。

(会場:中村キース・ヘリング美術館 ミュージアム・シアター)

 

この日ご参加くださった受賞者ひとりひとりへ、各審査員から賞状が授与されました。

 

 

授賞式の後は懇親会を開催。受賞者とご家族の皆さんを囲み審査員やご来賓の皆さまも交えて楽しいランチの時間となりました。

(会場:ヴィラ・キーフォレスト北杜

料理:レストラン ステーキハウス・キースプリング

 

 

懇親会の後は、ワークショップ「自然からみつけよう!ぼくの世界、わたしの世界!」を実施いたしました。

講師には、美術家であり、山梨大学大学院にて教授を務めておられる井坂健一郎氏をお招きいたしました。ワークショップには30名ほどの子どもたちが参加してくださいました。

 

はじめに美術館周辺の森の中で見つけたものを自分なりにさまざまなものに見立てるワークを行いました。

小淵沢の森は、紅葉の盛りも間近。さんぽをしながらみつけた葉っぱや石ころ、木の実など、参加者のみなさんの手によってさまざまなものに変化していきます。大人も子どもも、夢中で作品づくりを行いました。

 

後半は、美術館内へ移動。前半でつくったものを今度は大きな紙の上に広げてみます。素材は似ていても、できあがるものは全くちがい、それぞれとても個性的です。

大きな紙の上では、それぞれがつくったものを繋いでいくように隙間を埋めていきます。

葉っぱでできた作品はカラフルな模様で囲われ、葉や枝やきのみでできた動物や鳥のそばには空や山や川が現れました。

自然からみつけたもので何かをつくり、それをみんなで共有すること、そこから協働して発展させていくことは、今回のコンクールのテーマでもある「マイ・カルチャー(文化)」にも通じるところがあると感じました。

最後はみんなで感想を話しました。

ワークショップが終わる頃には、この日初めて出会った参加者の皆さんが自然に言葉を交わすようになっていて嬉しく思いました。

 

 

来年は同コンクールも11回目を迎えます。募集要項については、来年春にこちらのブログと当館各種SNSにてお知らせいたしますので、どうぞお楽しみに!

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